父に赤緑色覚異常があることを私はずっと知りませんでした。
普段の生活では特に困ったり、変わりがないように見えたし、
父の目について家族から聞いたこともなかったので、
私が知ったのは、多分10才くらいの頃だったと思います。
ある時父は、「赤緑色盲なんだよ」と教えてくれて
暗い色の赤(エンジ色など)と暗い色の緑(深緑など)は
グレーと同じように見えるんだ、と言っていました。
それっていったいどんな風に見えるんだろう?
長年わからないままでしたが、今回改めて調べていると
「色のシミュレータ」というアプリを知りました。
様々な色覚特性を持つ人の色の見え方を体験するための
色覚シミュレーションツールです。と書いてあります。
早速そのアプリを使って、父の写真を見てみました。
父の写真(C:一般形)← →父の目(D:2型2色覚)
父の目のことを知ったのは、私のちょっとしたイタズラで
いつになく父からひどく叱られたときでした。
父がいつも使っていた4色ボールペンの赤と緑のインクを
こっそりと入れ替えておいたのです。ボールペンを使ったら
「なんだこりゃ⁉」と、すぐに気付くと思っていました😏
でも父は気付かないまま、緑で書くはずのところを、
全部赤ボールペンで…仕事の図面を描いてしまったので
お客様から「こんな真っ赤な図面は困るよ」と言われて
図面をみんな書き直ししていたのです。
その時に父に叱られて、初めて目のことを聞かされました。
子供心にも、これはまずいことをしてしまった!😨💦
と、今でも苦~い思い出として強く心に残っています。
今になって、このアプリのおかげで父の見ていた世界を
少しだけ知ることができてちょっと嬉しい気持ちです。
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